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「出版物の流通促進に向けた契約の在り方に関するシンポジウム」開催のご案内

昨今、我が国における出版物の市場規模は年々縮小傾向にある一方で、電子出版物の市場は拡大傾向にあります。電子書籍を出版する環境が徐々に整備される中、出版物の電子化に伴う、出版に関する契約の見直しについては、従来の紙の出版物に係る契約に影響を及ぼす部分も存在し、議論が十分に尽くされたとは言い難い状況にあります。一方で、本年１月１日に施行された改正著作権法の内容を踏まえた動きとして、文芸や漫画をはじめとする様々な分野の著者及び出版社の団体において、出版契約の在り方に関する検討が行われており、既に幾つかの団体からは「契約書ひな型」が公表されています。

こうした中、経済産業省においても、平成２５年度以降、出版物の電子化や二次的利用を含む"出版物の流通促進"に向けた著者と出版社との間の契約の在り方について、著者と出版社が共同し、学者・法律家も交えた検討が重ねられてきました。

　このたび、これらの検討状況を広く業界関係者で共有するとともに、経済産業省における検討に携わった有識者による議論を通じて、日本の将来の出版事業の在り方について有効な示唆を得るべく、本シンポジウムを開催いたします。

　著者、出版社、学識者及び法律専門家をはじめ、広く出版物の制作・流通に関心をお持ちの皆様の奮っての参加をお待ち申し上げます。

◇日時：　２０１５年２月２５日（水）　１３：００～１５：５０

◇主催：　経済産業省　　一般財団法人デジタルコンテンツ協会

◇会場：　アイビーホール３階「ナルド」（東京都渋谷区渋谷4丁目4番25号）
　　　　　　＜アクセス：http://ivyhall.jp/access.html＞

◇受講料：　無料

◇定員：　1５０名（満席となり次第、締め切らせていただきます。）

◇プログラム：

１２：３０　受付

１３：００　開会あいさつ

　　　　　　柏原　恭子　　経済産業省 商務情報政策局 文化情報関連産業課 課長

　　　　　　大渕　哲也　　東京大学大学院 法学政治学研究科　教授

１３：１０　経済産業省における検討状況の報告

　　　　　　中本　緑吾　　経済産業省 商務情報政策局 文化情報関連産業課 課長補佐　

１３：３０　関係団体における出版契約に関する検討状況の紹介

　　　　　　あんびる　やすこ　絵本作家　　日本美術著作権連合

　　　　　　幸森　軍也　　公益社団法人日本漫画家協会 著作権部

　　　　　　瀬尾　太一　　一般社団法人日本写真著作権協会　常務理事／公益社団法人日本複製権センター　副理事長

　　　　　　高須　次郎　　一般社団法人日本出版者協議会 会長／株式会社緑風出版 代表

　　　　　　長尾　玲子　　公益社団法人日本文藝家協会 著作権管理部 部長

　　　　　　村瀬　拓男　　用賀法律事務所　弁護士／一般社団法人日本書籍出版協会 知的財産権委員会権利WG座長　　　　　　　

１４：５０　意見交換

　　　　　　＜パネリスト＞

　　　　　　大渕　哲也　　東京大学大学院 法学政治学研究科　教授

　　　　　　奥邨　弘司　　慶應義塾大学大学院 法務研究科　教授

　　　　　　富岡　英次　　中村合同法律特許事務所　弁護士

　　　　　　村瀬　拓男　　用賀法律事務所　弁護士／一般社団法人日本書籍出版協会 知的財産権委員会権利WG座長

　　　　　　＜コーディネータ＞

　　　　　　生野　聡　　　鳥飼総合法律事務所　弁護士

　１５：４０　閉会あいさつ

　　　　　　　望月　孝洋　　経済産業省 商務情報政策局 文化情報関連産業課 課長補佐　

　１５：５０　閉会

◇お申込み方法：　こちら　からお申込みください。

　　　　　　　　　　　好評につき定員に達しましたの本ページからのお申込みは締め切りました。

◇お問合せ先：

　　一般財団法人デジタルコンテンツ協会　出版契約シンポジウム事務局

　　TEL：０３－３５１２－３９０１