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コンテンツ関連ビジネスマッチング事業における支援対象者決定

2019年10月01日

経済産業省 令和元年度新コンテンツ創造環境整備事業
(コンテンツ関連ビジネスマッチング事業)内
デジタルコンテンツEXPO(DCEXPO)連携事業における支援対象者決定のお知らせ

一般財団法人デジタルコンテンツ協会は標記事業における、コンテンツ技術を核とした海外展開のための連携を支援する事業を実施しております。
この度、公募によって集められた技術の中から、厳正な審査によって、以下の6件が「コンテンツ関連ビジネスマッチング事業」における支援技術として採択されました。
採択技術は、国内外の先端コンテンツ技術とクリエイターや開発パートナーのマッチングの場である「デジタルコンテンツEXPO2019(会期:11月13日(水)〜15日(金)、会場:幕張メッセ(Inter BEEと同時開催))において展示いただくとともに、11月14日(木)12:50~14:45にDCEXPO 2019会場内のステージにて開催する「TechBiz Creation & Matchmaking ピッチセッション・ワークショップ」において技術のプレゼンテーションを実施いただきますので、ぜひご来場いただきご確認いただければと思います。


―――――――――――――――― 採択者一覧 ―――――――――――――――― 

<順不同>

【1】株式会社CENOTE 採択技術:VAIR Field
  https://vimeo.com/303660231
最新のxR技術を応用しながらも、HMDを使わずに気軽に多人数で楽しめ、身体能力を活用して遊べるフィジカルeスポーツをコンセプトとして、銃や弓などの形状だけでなく操作方法や操作感を再現したデバイスを用いて多人数の対戦型シューティングが可能なVAIR Fieldを開発した。10m四方のエリアで壁や床などの障害物の情報を反映し、障害物をリアルタイムに検出することで、物理世界とデジタル世界が重畳する空間で遊ぶことができる。HMDを使わないため、現実の情報が見えるだけでなく、子供からお年寄りまで幅広く体験が可能となっている。

【2】ミエクル株式会社 / カディンチェ株式会社 採択技術:老婆の呪面
  https://twitter.com/Shochiku_Obake/status/1164806426016935936?s=20
バーチャルリアリティ(VR)、複数のVRヘッドマウントディスプレイの同期制御、スピーカーやアクチュエータの統合制御を用いたVRを使用したアトラクション。今回は「老婆の呪面」と称して、日本式お化け屋敷をVRを用いて制作した。ミエクル株式会社は、松竹、カディンチェ、侍の合弁会社であり、お化け屋敷部分は松竹が、VR開発部分はカディンチェが主に担当した。

【3】株式会社 ドーガ 採択技術:子供向け3Dアニメ制作システム
  https://www.youtube.com/watch?v=VHIsXq3U00A
 "アニメを作ってみたい!"と思っている子供達は、世界中にたくさんいます。でも"子供に本格的なアニメなんか作れない"と思われています。ならば、子供でも作れるような環境を創造すれば、世界的な市場を開拓することができるはずです。
 弊社は長年、CGアニメの研究開発、人材育成を行っており、その一環として"子供のころからCGアニメを作れるようにする"というテーマに取り組んでいます。その結果、子供向けの3Dアニメ制作システムを開発し、国内の多くの教育機関に採用して頂いています。また海外でも、小中学生を対象としたCGのワークショップを実施しています。
そこで、これらの技術や経験を持つ弊社と一緒になって、世界中の子供達にアニメ制作環境を提供する事業を行って頂ける、海外展開やソフト販売に強いパートナーを募集致します。

【4】株式会社ハシラス 採択技術:キックウェイ
  https://youtu.be/1F9K45MF_Z0
「キックウェイ」はハシラスが開発したVRコンテンツ向けのモーションシミュレーターです。VR空間での動きに合わせて発進・加速・原則・停止・左右旋回・ジャンプ・浮遊・着地などの体感を発生させることで、VRコンテンツの臨場感を高め、VR酔いを低減します。
モーションシミュレーターとしては珍しい一人乗り、立ち乗り型でパーソナルモビリティライクなスタイルとなっています。従来型の3軸モーション(ヨー・ピッチ・ロール)/着座方式のモーションシミュレーターは、フットプリントが大きい、乗り降りが大変、VRに真に有効な体感を生成できない、などの問題を抱えていますが、キックウェイはそれらの問題を解決します。非常に省スペースで設置可能、かつ乗り降りも手軽な上、VRに有効な加速度提示をシンプルな2軸モーション(前後加速度/左右旋回加速度)で実現しています。
VRジェットコースターやVRテーマパーク、VR観光案内、VR博物館など、エンターテインメントから教育まで様々なVRコンテンツを動作可能なハードウェアプラットフォームとなります。
その省スペース性と回転率により、設置面積あたりの収益性を高めることで、VR施設以外への幅広い導入を見込んでいます。

【5】株式会社MESON 採択技術:PORTAL BY JOSEPH
  https://www.youtube.com/watch?v=ZFvA8EYtES4
株式会社オンワードと共同で制作したPORTAL BY JOSEPHは、壁面に設置されたARマーカーにiPadをかざすことで現れるランウェイを通じて服やコーディネートに出会うことのできるARファッションショーです。今回はJOSEPHの秋冬コレクションから15種類のコーディネートを選び、それぞれのモデルを153台のカメラを用いたフォトグラメトリでスキャンし、3Dモデルとして登場させています。
ファッションショー中は、iPadのカメラで写真・動画を撮りながらランウェイを間近で楽しんだり、気に入ったコーディネートはLIKEリストに追加することが可能です。撮影した写真・動画やLIKEしたアイテムは、QRコードを経由して利用者の携帯端末に持ち帰り、一部商品は店舗内でそのまま購入することもできます。
PORTALは、「出会い: 新しいアイテムや着こなし方の発見」「学び: ブランド世界観の体感」「つながり: 店員やブランドとのコミュニケーション」の3点をコンセプトとして制作されました。体験を通して、非日常的で高揚感のある演出を楽しみながらブランドを学び、新しい服やコーディネートを見つけることができます。

【6】パイオニア株式会社 採択技術:Sound of Things
(WEBは現在準備中です)
パイオニアのSound of Thingsは、「音」であらゆるモノに命を吹き込んでいきます。世の中のあらゆるモノに「音」を付加し、コトに繋がる「音」を集めることで、既存の設備を有効利用しながら、人々の日常生活をアップデートします。Sound of Thingsを実現するため、騒音下でも音声を取得できる収音技術、様々なものスピーカ化する振動子、いつでもどこでも聞き取りやすい音を提供する発音技術をコアに、提供先に応じてクラウドやAIをカスタマイズしてトータルソリューションを提供します。

◇本件に関する問い合わせ
一般財団法人デジタルコンテンツ協会 先端コンテンツ技術マッチング事業 事務局
E-mail:BusinessMatch@dcaj.or.jp